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八幡平

Hachimantai

八幡平の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

八幡平 観光ガイド

八幡平の観光・旅行 Info

八幡平エリアの自然と絶景スポット

八幡平アスピーテライン

ドライブで満喫する山岳風景

八幡平アスピーテラインは、岩手県と秋田県を結ぶ全長約27kmの山岳観光道路です。春の雪の回廊、夏の緑、秋の紅葉と、四季折々の絶景が楽しめることで知られています。特に雪解け直後の「雪の回廊」は人気が高く、高さ5メートルを超える雪壁が圧巻の景観を作り出します。

八幡平山頂

初心者にも登りやすい高原の山

八幡平山頂(標高1,614m)へは、山頂レストハウス近くの駐車場から約1時間のハイキングで登ることができ、老若男女問わず楽しめます。山頂付近には八幡沼をはじめとする火山湖が点在し、美しい高山植物も見られます。

ドラゴンアイ(鏡沼)

5月下旬〜6月初旬の期間限定の神秘現象

八幡平の鏡沼では、雪解けの過程で龍の目のような模様が現れる現象が話題となっています。「ドラゴンアイ」と呼ばれ、SNS映えスポットとしても人気があります。現れるのはごく限られた期間のため、タイミングを合わせて訪れるのがポイントです。

松川温泉

秘湯ムードたっぷりの源泉かけ流し

松川温泉は、八幡平の山あいにある落ち着いた温泉地です。濁り湯の硫黄泉で、自然を間近に感じながら湯浴みができます。
人気の宿には「峡雲荘」「松川荘」などがあり、いずれも秘湯ファンに根強い支持があります。

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火山と地熱の恵みを体感できるスポット

後生掛温泉

「馬で来て足駄で帰る」と言われる名湯

秋田県側に位置する後生掛温泉(ごしょうがけおんせん)は、湯治文化が色濃く残る温泉地。泥湯・箱蒸し・火山風呂など、火山の恵みを全身で感じられる湯浴みが楽しめます。
湯の効能が高く、「馬で来て足駄で帰る」との言い伝えがあるほどです。

八幡平地熱発電所と地熱見学施設

再生可能エネルギーと自然学習

八幡平地熱発電所の近くには地熱のしくみを学べる見学施設が整備されており、火山地域ならではの地熱エネルギーや噴気孔を見ることができます。お子様連れのファミリーにもおすすめです。

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周辺の自然体験と家族向けスポット

八幡平樹海ライン

アスピーテラインとは別ルートの風光明媚な道

八幡平樹海ラインは、八幡平温泉郷から田沢湖方面へ抜けるルート。ブナ林が続く美しい道で、春〜秋にかけてのドライブに最適です。ブナの新緑や紅葉が楽しめます。

岩手山焼走り熔岩流

自然の迫力を感じるユネスコ認定ジオサイト

焼走り熔岩流は、岩手山の噴火によって流れ出た溶岩が現在も黒々とした景観を残すエリアで、八幡平のジオパークスポットとしても知られています。整備された遊歩道があり、家族でも気軽に火山の痕跡を観察できます。

八幡平のグルメガイド

八幡平で味わいたい名産品と郷土料理

前沢牛

岩手が誇る高級和牛ブランド

前沢牛(まえさわぎゅう)は、岩手県奥州市前沢地域で育てられる日本屈指の高級黒毛和牛です。
肉質のきめ細かさと脂の甘みが特徴で、ステーキやすき焼きとして堪能できます。八幡平周辺のレストランや旅館でも提供されていることがあります。

八幡平ポーク

柔らかくジューシーな地元のブランド豚

八幡平ポークは、自然豊かな環境で育てられた八幡平市産のブランド豚で、脂の旨みとやわらかな肉質が魅力です。
しゃぶしゃぶやとんかつ、ソーセージなどで提供されており、お土産用に加工品も人気があります。

松川そば

八幡平の名水と寒暖差が育む風味豊かな蕎麦

松川そばは、地元松川地区の農家で丁寧に育てられたそばを使用しており、風味とコシが自慢です。
八幡平温泉郷の飲食店で提供されており、香り高い手打ちそばが旅人の舌を楽しませてくれます。

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人気のローカルフード・ソウルフード

じゃじゃ麺

盛岡三大麺のひとつを八幡平でも味わえる

じゃじゃ麺は、平打ち麺に特製肉みそを絡めて食べる盛岡発祥の麺料理で、近隣の八幡平市内の食堂でも提供されています。
食後は卵とスープを加えた「チータンタン」で締めるのが定番スタイルです。

岩手の山菜料理

自然の恵みを活かした素朴な味わい

春先から夏にかけては、八幡平周辺で採れるワラビ、ゼンマイ、コゴミ、タラの芽などの山菜が食卓を彩ります。
山菜そば天ぷら、和え物などで提供され、旅館の夕食でも楽しめます。

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八幡平の人気レストラン・食事処

レストラン山ぶどう(八幡平温泉郷)

地元の恵みを活かした家庭的なメニュー

レストラン山ぶどうでは、八幡平ポークを使用した生姜焼き定食や、自家製山ぶどうジュースが人気です。地元産食材にこだわり、素朴で温かみのある料理が楽しめます。

道の駅にしね「レストランあすぺら」

ドライブ中の立ち寄りに便利

道の駅にしね内にあるレストランあすぺらでは、八幡平の農産物を使用した定食や、前沢牛入りカレーなどのメニューが味わえます。観光の合間の休憩にぴったりです。

八幡平マウンテンホテル内レストラン

リゾートホテルならではの本格グルメ

八幡平マウンテンホテルに併設されたレストランでは、地元食材を活かした創作料理が提供されています。
特にディナービュッフェでは、和洋折衷の料理とともに地酒やワインも楽しめます。

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おすすめのお土産

山ぶどう製品

自然の酸味と甘みが絶妙なヘルシー土産

山ぶどうジュースやジャムは、八幡平周辺の特産品として根強い人気があります。ポリフェノールが豊富で、健康志向の方にもおすすめです。道の駅や温泉宿の売店で購入できます。

八幡平バウム(八幡平スイーツ)

地元産卵と米粉を使ったふんわりスイーツ

八幡平バウムは、地元で人気のスイーツで、ふわふわ食感と素朴な甘さが特徴。お土産用の個包装タイプもあり、観光の記念にぴったりです。

温泉饅頭

温泉地ならではの定番みやげ

八幡平温泉郷では、各宿や売店で温泉饅頭が販売されています。黒糖やこしあん入りの定番の味わいで、旅の思い出にぴったりなひと品です。

八幡平の季節の祭り・イベント

八幡平市および周辺地域では、自然・伝統・観光をテーマとした多彩な祭りやイベントが行われています。春の山開きや、夏の高原フェスティバル、冬の雪まつりなど、一年を通して訪れる楽しみがあります。

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春のイベント

八幡平山開き(5月下旬)

登山者と観光客で賑わう高原の春の訪れ

八幡平山開きは、冬季通行止めが解除された後、正式に登山シーズンの幕開けを告げる行事です。安全祈願の神事や、地元の郷土芸能披露、観光ガイドによるトレッキングなどが行われ、多くの登山者や観光客で賑わいます。
特に「雪の回廊」と呼ばれる雪壁が残るアスピーテライン沿いは、絶景スポットとして人気を集めています。

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夏のイベント

松尾八幡平夏まつり(8月中旬)

地域の人々と観光客が一体になる夏の風物詩

松尾八幡平夏まつりは、八幡平市松尾地域で開催される地域密着型の夏祭りです。
神輿渡御や盆踊り、太鼓演奏、屋台などが並び、夜には花火大会も実施されます。高原の涼やかな夏の夜を彩るイベントとして、地元住民にも親しまれています。

八幡平ドラゴンアイ鑑賞イベント(5月中旬~6月上旬)

雪解けの神秘が生む自然現象

八幡平頂上付近にある鏡沼で見られる、雪解けにより円形模様が現れる現象「ドラゴンアイ」は全国的にも珍しい自然現象です。
この時期には観光バスが運行され、案内スタッフがつく「ドラゴンアイ観察ツアー」も催され、カメラ愛好家や自然ファンで賑わいます。

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秋のイベント

安比高原紅葉まつり(10月上旬~中旬)

高原一面を彩る絶景の中で秋を楽しむ

八幡平市の安比高原では、紅葉の見ごろに合わせて紅葉まつりが開催されます。
ロープウェイに乗って色鮮やかな山々を一望したり、地元の農産物・特産品の販売やキッチンカーグルメなどを楽しめます。家族連れにも人気のイベントです。

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冬のイベント

八幡平スノーフェスティバル(2月上旬)

雪と光が織りなす幻想的な冬の祭典

八幡平スノーフェスティバルでは、スノーランタンやアイスキャンドルが灯され、夜の雪原が幻想的な雰囲気に包まれます。
雪中宝探しやスノーアクティビティ体験もあり、子どもから大人まで楽しめる冬の風物詩となっています。

安比高原ウィンターフェスティバル

リゾート地ならではの多彩な催し

安比高原スキー場では、ウィンターシーズンを彩るイルミネーションや打ち上げ花火、雪上パフォーマンスなどが繰り広げられます。
ナイトスキーや温泉とともに、雪国の冬の楽しみを満喫できる一大イベントです。

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特徴的な文化や行事

岩手山神楽

伝統芸能が息づく地域の精神文化

八幡平市周辺では、古くから受け継がれてきた神楽(かぐら)が各地の神社祭礼で披露されます。特に岩手山神楽は国指定重要無形民俗文化財にも登録されており、農耕儀礼や悪疫退散を目的とした厳かな舞が特徴です。

自然との共生をテーマにしたイベント

八幡平は国立公園にも指定される自然豊かな土地であり、星空観察会湿原観察ガイドウォークなど、エコツーリズム的なイベントも多数開催されています。
特に八幡平ビジターセンターでは、四季折々の自然を体感できる企画展や体験教室が充実しています。

八幡平の気温・天候

八幡平(岩手県)は標高が高く、寒冷な気候が特徴です。特に山岳部では気温が平地に比べてかなり低く、四季の移ろいがはっきりしています。ここでは、春・梅雨・夏・秋・冬の気候の傾向と、雨や台風に関する情報について詳しくご案内いたします。

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春(4月〜5月)

遅い春の訪れと残雪の風景

春の八幡平は、平地よりも1ヶ月以上遅れて訪れます。4月上旬にはまだ残雪があり、気温は平均で5℃〜10℃程度です。5月になると雪解けが進み、徐々に高山植物が芽吹き始めます。

春の特徴的な現象

この季節の最大の見どころは「ドラゴンアイ」と呼ばれる雪解け現象です。鏡沼に現れる神秘的な模様は、春ならではの自然のアートとして多くの観光客を魅了します。

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梅雨(6月中旬〜7月中旬)

湿度が高く、霧が発生しやすい季節

梅雨の時期には、雨が増え湿度も高くなります。山間部では濃霧が発生しやすく、視界が悪くなることもあります。
平均気温は10℃〜20℃程度ですが、風が冷たく感じる日もあるため、防寒と雨対策の両方が必要です。

注意点

登山や高原散策を計画している方は、天気予報をこまめに確認し、霧や滑りやすい登山道に十分注意することが大切です。

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夏(7月中旬〜8月)

涼しく快適な高原の夏

八幡平の夏は非常に涼しく、平均気温は20℃前後で、日中でも25℃を超えることはまれです。避暑地として人気があり、登山やトレッキング、キャンプなどに最適な季節です。

夏の特徴

晴れた日には湿原の花々高原の絶景が楽しめ、夜は涼しい風とともに美しい星空を堪能できます。ただし突然の雷雨もあるため、山歩きの際はレインウェアを携帯するのがおすすめです。

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秋(9月〜11月上旬)

紅葉の名所、短くも美しい季節

八幡平の秋は、9月下旬から10月中旬にかけて見事な紅葉が広がります。気温は徐々に下がり、10月には5℃〜15℃程度まで冷え込みます。朝晩は特に寒くなるため、厚手の上着が必要です。

秋の注意点

紅葉時期は観光客が多くなり、道路の渋滞や駐車場の混雑が予想されます。早朝の出発や公共交通機関の利用をおすすめします。

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冬(11月下旬〜3月)

豪雪地帯の厳しい寒さと雪景色

八幡平の冬は本格的な雪に覆われます。11月下旬には初雪が降り、12月以降は本格的な降雪シーズンに入ります。
気温は氷点下〜-10℃ほどに達することもあり、防寒対策は万全にする必要があります。

冬季の見どころ

スキー場や温泉が賑わいを見せる季節で、雪原に広がるスノーランタンスノーシュー体験など、冬ならではのアクティビティが豊富です。

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雨や台風などの特徴的な気象現象

年間を通じた降水量

八幡平は山地特有の地形のため、年間を通して降水量が比較的多めです。特に6月〜7月の梅雨、9月の台風シーズンには雨が集中します。

台風の影響

太平洋側に位置する岩手県ですが、八幡平の高地では直接的な台風被害は比較的少ない傾向があります。ただし、大雨による道路の通行止めや土砂災害のリスクはゼロではありません。

雨具の準備を忘れずに

年間を通じて突然の天候変化が起こりやすいため、観光や登山を予定している方は、携帯用のレインウェア防水の靴などを準備しておくと安心です。

八幡平へのアクセス

鉄道・バスによるアクセス

盛岡駅からの公共交通利用

JR東北新幹線で盛岡駅まで移動し、そこから岩手県北バスの
八幡平自然散策バス(F41系統)を利用できます。 春〜秋シーズン(例:6月上旬~10月中旬)は盛岡駅東口3番から出発し、約1時間50分で八幡平山頂へ直行します。

主なバス停とルート

車でのアクセス

東北自動車道を利用する場合

盛岡方面からは東北道の松尾八幡平ICを経由し、県道45号・23号を走行。
八幡平展望駐車場まで約40分(約26km)です。

駐車場情報

飛行機と車・バスの組み合わせ

いわて花巻空港を利用

飛行機でいわて花巻空港へ。そこからレンタカーまたはバス+鉄道でアクセスします。
空港から八幡平展望駐車場までは約1時間30分〜2時間が目安です。
(山間部のため、天候・道路状況により所要時間が変わります)

公共交通を利用する際の注意点

アクセス方法まとめ

八幡平の移動手段

公共交通機関による移動

岩手県北バス(観光バス・路線バス)

岩手県北バスは、盛岡駅や八幡平市内各所を結ぶ路線を運行しており、観光バス「八幡平自然散策バス」も運行されるシーズンがあります。 このバスは、春〜秋(例年6月上旬〜10月中旬)に盛岡駅から八幡平山頂、松川温泉、藤七温泉などへアクセスするのに便利です。

主な運行ルート

JR花輪線+バス

JR花輪線を利用して「大更駅」「荒屋新町駅」などで下車し、そこから路線バスやタクシーで移動する方法もあります。 特に八幡平市街地や、温泉地へのアクセスに便利です。

車・レンタカーでの移動

レンタカーの活用

観光地が点在する八幡平では、レンタカーの利用が非常におすすめです。 盛岡駅やいわて花巻空港などには複数のレンタカー営業所があります。

おすすめポイント

自家用車の移動

東北自動車道「松尾八幡平IC」や「安代IC」などが最寄りICとなります。 自然観光を目的とした周遊においては自家用車が最も自由度が高い手段です。

観光向けの移動手段

八幡平リゾートシャトルバス

冬季シーズンには、八幡平リゾート(スキー場)を結ぶシャトルバスが運行されます。 宿泊施設とゲレンデを結ぶため、スキー客には非常に便利です。

タクシー・観光タクシー

岩手県北交通や地元のタクシー会社が、時間制で観光地を巡るタクシープランを用意しています。 事前予約制が多いため、移動を効率よくしたい場合に便利です。

徒歩・登山による移動

自然散策・登山ルート

八幡平は高原地帯であり、整備された木道や登山道があります。
春から秋にかけては、徒歩で巡るコースが豊富で、八幡沼周辺や鏡沼(ドラゴンアイ)などは特に人気です。

移動手段の選び方

観光目的別のおすすめ移動手段

八幡平の観光コース

1日で巡る定番自然満喫コース

スタート:盛岡駅または八幡平市内の宿泊施設

早朝に出発し、八幡平の大自然を存分に満喫する日帰り観光コースです。

観光スポットの順序
おすすめポイント

高山植物や野鳥観察が楽しめるほか、秋には紅葉ドライブとしても人気です。

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温泉と自然を巡る1泊2日コース

1日目:温泉と歴史探索

2日目:自然と絶景を堪能

おすすめポイント

観光と癒しが両立するコースで、温泉好きやアクティブな旅行者に最適です。

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家族やカップル向け・癒しと体験コース

テーマ:自然・動物・グルメ

おすすめポイント

自然の中でのんびりとした時間が流れるスポットを選定。小さなお子様連れのご家族にも安心のコースです。

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登山・自然探求派向けアドベンチャーコース

登山・ハイキング重視

装備について

登山靴、防寒着、雨具は必須。高原は天候が変わりやすいため十分な準備をしてください。

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季節別おすすめコース

春(5月〜6月)

ドラゴンアイ鑑賞と高山植物観察。残雪と新緑のコントラストが美しい時期です。

夏(7月〜8月)

高原ハイキングやキャンプが楽しめるベストシーズン。避暑地として人気です。

秋(9月下旬〜10月中旬)

紅葉ドライブと温泉の組み合わせが絶品。アスピーテラインの紅葉は圧巻です。

冬(12月〜3月)

スキー・スノーボード・樹氷観賞が主な楽しみ。八幡平リゾートパノラマスキー場が拠点になります。

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