季節ごとの楽しみ
春の営業開始時期(4月下旬頃)には、アスピーテラインや樹海ラインの雪の壁を見ながらの入浴が楽しめます。夏でも涼しく、自然の風が心地よく火照った体を冷まします。秋には紅葉と朝焼けに照らされた乳白色の露天風呂がオレンジ色に染まり、壮大な景色の中での入浴が楽しめます。
春
春には、樹海ラインの両側に8mを超える雪の壁を見ることができます。露天風呂周辺でも雪渓が目を楽しませてくれます。
夏
夏は多くの観光客が訪れ、夜には手が届きそうな満天の星空を見ながらの入浴が人気です。
秋
秋には、山頂付近の紅葉が9月中旬から始まり、紅葉と朝焼けに照らされた乳白色の露天風呂がオレンジ色に染まることもあります。自然が創り出す壮大な景色の中での入浴をお楽しみください。
歴史
藤七温泉は、岩手県八幡平市松尾に位置し、十和田八幡平国立公園内にあります。その名前は、藤七という名の木こりが発見したことに由来するとされていますが、坂上田村麻呂による発見説もあります。昭和34年9月3日には、国民保養温泉地に指定されました。
彩雲荘 施設情報
彩雲荘は雄大な岩手山と八幡平の景勝が目前に広がるひなびた宿です。男女別の内湯や露天風呂、混浴の露天風呂が6つあり、全浴槽で源泉掛け流しです。宿泊者は24時間入浴可能で、日帰り入浴も楽しめます。また、携帯電話はロビーなど一部でしかつながらないため、注意が必要です。
露天風呂
高台の大自然に囲まれた野趣あふれる6つの混浴露天風呂と、浴槽を囲った女性専用の露天風呂があります。女性専用の露天風呂には混浴露天風呂ゾーンを通って行くことになりますが、お互いの露天風呂は離れているため、移動時にさえバスタオルを巻いていれば女性でも比較的気を使わずに混浴風呂に入浴できます。
露天風呂と泉質
藤七温泉の露天風呂は乳白色の硫黄泉が特徴で、湯床から湧き出る天然の温泉を楽しむことができます。どの浴槽も源泉掛け流しです。源泉から引いたお湯を薄めたり循環させたりすることなくそのまま浴槽に用いているため、純度100%の温泉成分を楽しめます。
泉質は単純硫黄泉で、高血圧、糖尿病、動脈硬化、婦人病などに効能があるとされています。また、湯床から沸く泥でパックをすると、お肌がすべすべになるというダブル効果も期待できます。
名物「味付黒温泉卵」
藤七温泉名物の「味付黒温泉卵」もぜひご賞味ください。硫化水素により黒く染まったこの温泉卵は、藤七温泉ならではの逸品です。
注意点
八幡平の大自然と秘湯感漂う藤七温泉ですが、山頂付近にあるため制約もあります。営業期間は春(4月下旬頃)から秋(10月下旬頃)までで、冬季は休業します。また、営業期間中でも夜間は八幡平頂上から藤七温泉間の道路が通行止めとなりますのでご注意ください。