秘訣は古くから行われているふ化放流
岩手県では明治時代からサケの人工ふ化放流を行っています。昭和40年には600トン程度だった漁獲量が、平成8年には7万3千トンと、120倍に増加しました。サケの稚魚は県内30ヶ所ある人工ふ化場で飼育されています。
岩手のイクラは皮が柔らかく品質が良いため、市場で高い評価を得ています。これは、岩手県の秋サケ漁が定置網漁法で行われていることと関係しています。定置網漁では、生きたまま漁獲されるため、鮮度が非常に良い状態で市場に出荷されます。さらに、河川に遡上する前に漁獲することで、柔らかく品質の良いイクラに加工することが可能です。