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浄土ヶ浜

(じょうどがはま)

極楽浄土のような雄大なる自然美

浄土ヶ浜は、陸中海岸を代表する景勝地で、鋭くとがった白い流紋岩が美しい海岸を彩り、一つ一つが異なる表情を見せます。岩の上にはナンブアカマツなどの常緑樹がそびえ立ち、松の緑と白い岩肌、そして海の群青とのコントラストが美しい日本庭園のような景観を作り出しています。三陸復興国立公園に属し、国の名勝に指定されています。

入り江を利用した浄土ヶ浜海水浴場

透明度の高い海と穏やかな波が特徴で、入り江を利用した海水浴場は、日本の水浴場88選や快水浴場百選にも選定されています。海水浴のシーズンには多くの人々で賑わう人気スポットです。

火山岩からなる白い岩と小石によって形成された入り江は、外海から隔てられているため、穏やかな波が広がります。日本の渚百選、日本の白砂青松100選、かおり風景100選にも指定されています。

魅惑の岩肌、自然の驚異に出会う

浄土ヶ浜の岩肌は、4,400万年前にマグマの働きによりできた流紋岩です。この流紋岩は二酸化ケイ素を多く含んでおり、そのために白い色をしています。

また、マグマの流れや急速な冷却によって形成された流理構造や節理といった地形現象も観察できます。岩上には、岩手県の「県の木」であるナンブアカマツをはじめとする常緑樹が群生しています。浄土ヶ浜の岩肌は、自然の驚異と美しさが融合した絶景スポットとして、訪れる人々を魅了します。

まるで絵画のような風景を見て

浄土ヶ浜の名前の由来は、天和年間(1681-1683)に松の緑と白い岩肌、そして青い海の見事な景観を宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖が「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたと言われています。

また、宮沢賢治もこの地を訪れ、その美しさに触発されて詩を詠みました。「うるはしの海のビロード昆布らは寂光のはまに敷かれひかりぬ」

Information

名称
浄土ヶ浜
(じょうどがはま)
リンク
公式サイト
住所
岩手県宮古市日立浜町
電話番号
0193-68-9091
料金

無料

駐車場
無料
アクセス

宮古駅からバスで20分 → 奥浄土ヶ浜バス停から徒歩で1分

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