甘い団子が醤油汁に絶妙にマッチ
「まめぶ」は、小麦粉で作った団子の中に黒砂糖とクルミが入ったもの。醤油味の汁の中に甘い団子が浮かぶという、一見不思議な組み合わせですが、これがなんとも絶妙な味わい。一度食べるとクセになる人が続出するのも納得です。
歴史と由来
「まめぶ汁」は、久慈市内陸部、山形町地域で古くから親しまれてきた郷土料理です。正月や冠婚葬祭の席で振る舞われていたと言われており、名前の由来には諸説ありますが、そのルーツは江戸時代まで遡るとも伝えられています。
小麦粉をぬるま湯で練り、山グルミや黒砂糖を包んだものを「まめぶ」と呼びます。これをかんぴょう、にんじん、ごぼう、干ししいたけ、じゃがいも、油揚げ、焼き豆腐などが入った具だくさんの汁に入れて食べるのが「まめぶ汁」です。
岩手県の正月やお盆などの慶弔行事には欠かせない「まめぶ汁」。村を出て都会で暮らす若者たちが里帰りをした際、真っ先にまめぶ汁を口にするというエピソードからも、地元の人々に愛されていることが伝わります。
「まめぶ」は、小麦粉で作った団子の中に黒砂糖とクルミが入ったもの。醤油味の汁の中に甘い団子が浮かぶという、一見不思議な組み合わせですが、これがなんとも絶妙な味わい。一度食べるとクセになる人が続出するのも納得です。
「まめぶ汁」は、久慈市内陸部、山形町地域で古くから親しまれてきた郷土料理です。正月や冠婚葬祭の席で振る舞われていたと言われており、名前の由来には諸説ありますが、そのルーツは江戸時代まで遡るとも伝えられています。