岩手県 » 宮古・久慈・岩泉

宮古・久慈・岩泉

Miyako City, Kuji, Iwaizumi

宮古、久慈、岩泉の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

宮古 久慈 岩泉 観光ガイド

宮古・久慈・岩泉の観光・旅行 Info

宮古市:三陸海岸の雄大な自然と港町の風情

浄土ヶ浜(じょうどがはま)

宮古を代表する絶景スポットで、白い流紋岩の岩肌とエメラルドグリーンの海が織りなす美しい景観は「極楽浄土のよう」と称されます。遊歩道や展望台、浄土ヶ浜マリンハウスから出る遊覧船もあり、海から眺める景色も格別です。

宮古市魚市場・魚菜市場

新鮮な海産物がそろう魚菜市場は、観光客にも地元民にも人気のスポットです。朝市で獲れたての魚介類を使った海鮮丼や干物、お土産品も豊富に取り揃えています。

宮古市震災メモリアルパーク中の浜

2011年の東日本大震災の被害と教訓を伝える施設です。津波の爪痕が残るエリアで、防災について考える貴重な体験ができます。

---

久慈市:海女の町と琥珀のロマン

久慈琥珀博物館

久慈は日本最大の琥珀産地として知られています。琥珀博物館では、貴重な展示とともに琥珀の採掘体験やアクセサリー作り体験が楽しめます。太古の地球に思いを馳せる旅ができます。

小袖海岸・海女センター

NHKの朝ドラ「あまちゃん」の舞台となった小袖海岸では、夏には実際の海女の素潜り実演も行われます。断崖絶壁と青い海が織りなす風景が美しく、フォトスポットとしても人気です。

道の駅くじ「やませ土風館」

地元の名産品やお土産、グルメが楽しめる道の駅で、地元の伝統文化や風土を学べる施設も併設されています。久慈牛を使ったグルメなども必見です。

---

岩泉町:大自然と鍾乳洞の神秘

龍泉洞(りゅうせんどう)

日本三大鍾乳洞のひとつであり、透明度抜群の地底湖が広がる龍泉洞は、幻想的な空間が広がる神秘のスポットです。洞内の照明演出が美しく、探検気分が味わえます。隣接する龍泉新洞科学館では洞窟の成り立ちも学べます。

道の駅いわいずみ

地元の特産品である岩泉ヨーグルトや、岩泉短角牛の製品が購入できる人気の道の駅。観光の合間に立ち寄ってお土産選びや休憩に最適なスポットです。

安家洞(あっかどう)

龍泉洞よりもさらにワイルドで探検向きの鍾乳洞です。日本最長級の総延長(約23km)を誇り、天然のダンジョンのような体験ができます。装備を整えてのガイド付きツアー参加がおすすめです。

宮古・久慈・岩泉のグルメガイド

宮古市の味覚

瓶ドン(びんどん)

瓶ドンは、ウニやイクラ、イカ、ホタテなど三陸の海の幸を瓶に詰めた新しいスタイルの海鮮丼です。瓶を自分で丼ご飯の上にかけるスタイルが特徴的で、宮古市を代表するご当地グルメとなっています。

宮古のサンマ・ホヤ・カキ

宮古港で水揚げされるサンマホヤカキは新鮮さが自慢。港町ならではの海鮮料理を提供する飲食店が多く、塩焼きや刺身、海鮮丼など様々な調理法で楽しめます。

おすすめレストラン

浄土ヶ浜レストハウスでは、瓶ドンをはじめとする新鮮な魚介料理が堪能できます。海を望みながらの食事が人気です。

---

久慈市の名物

久慈まめぶ汁

まめぶ汁は、甘いクルミ入りの団子と醤油味の出汁が絶妙に調和した郷土料理で、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でも紹介され全国的に有名になりました。家庭料理としても親しまれています。

久慈琥珀

日本一の琥珀産地である久慈では、琥珀アクセサリー琥珀石けんなどのお土産品が充実しています。上品で特別感のあるお土産として人気があります。

おすすめレストラン

お食事処 おおみ屋では、まめぶ汁をはじめとした地元料理が味わえます。落ち着いた雰囲気の店内でゆったりと食事が楽しめます。

---

岩泉町の味と特産品

岩泉ヨーグルト

岩泉ヨーグルトは、もっちりとした食感と濃厚な味わいで全国的にファンが多い発酵食品です。お土産としても定番で、道の駅などで購入可能です。

短角牛料理

岩泉町では、脂肪が少なく赤身がしっかりとしたいわいずみ短角牛も有名です。ハンバーグやステーキなどで味わえます。

おすすめレストラン

レストラン龍泉洞愛山では、短角牛料理や地元野菜を使ったメニューが提供されており、観光客に好評です。

---

お土産におすすめの品々

宮古市

久慈市

岩泉町

宮古・久慈・岩泉の季節の祭り・イベント

宮古市の代表的な祭り

宮古港まつり(7月下旬)

宮古港まつりは、三陸の海の恵みに感謝するお祭りで、例年7月下旬に開催されます。色鮮やかな山車や太鼓のパレード、花火大会などが行われ、港町ならではの活気に満ちた雰囲気が魅力です。

浄土ヶ浜灯ろう流し(8月15日)

宮古市の名勝・浄土ヶ浜で行われる灯ろう流しは、先祖を偲び、海に祈りをささげる厳かなイベントです。海に浮かぶ無数の灯ろうと打ち上げ花火が幻想的な風景を創り出します。

---

久慈市の代表的なイベント

久慈秋まつり(9月第3週)

久慈秋まつりは、北東北最大級とも言われる山車祭りです。豪華な装飾が施された山車が市内を巡行し、夜にはライトアップされた山車が幻想的な風景を演出します。地元の人々の熱気と一体感が感じられる祭りです。

あまちゃんサミット

NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地として知られる久慈市では、あまちゃんサミットや関連イベントが開催され、ドラマファンや観光客が多く訪れます。地元の方々が案内するロケ地巡りも人気です。

---

岩泉町の伝統行事と特色ある催し

龍泉洞まつり(夏・秋)

日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞では、夏と秋に龍泉洞まつりが開催されます。地元の特産品販売、太鼓演奏、ステージイベントなどが行われ、観光と地元文化を一緒に楽しむことができます。

山ぶどう収穫体験(10月)

岩泉町は山ぶどうの名産地として知られ、10月頃になると収穫体験イベントが行われます。山ぶどうジュースやワイン作り体験などもあり、自然とのふれあいを楽しむことができます。

---

地域の特徴的な文化・風習

三陸沿岸の「海と祈り」の文化

宮古や久慈などの三陸沿岸では、海との深い関わりが生活と文化に息づいています。漁の安全や豊漁を祈願する神事や、灯ろう流しなど、海に祈る祭礼が各地で見られます。

震災からの復興を支える地域の絆

2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた地域でもあるため、復興をテーマにしたイベントや展示、被災地ガイドツアーも行われています。観光とともに防災や命の大切さを学べる体験ができるのも、この地域ならではの特徴です。

伝統芸能「南部神楽」「鹿踊(ししおどり)」

久慈市や岩泉町では、古くから伝わる神楽鹿踊といった民俗芸能が今も受け継がれており、地域のお祭りやイベントで披露されます。神々への祈りを込めた荘厳な舞は、観る者を魅了します。

宮古・久慈・岩泉の気温・天候

岩手県の沿岸北部に位置する宮古市・久慈市・岩泉町は、太平洋に面した海洋性の気候でありながら、内陸や山間部に入ると寒暖差が大きくなるのが特徴です。それぞれの季節に応じて、服装や移動手段の工夫が求められます。

---

春(3月〜5月)

気温と気候

3月はまだ寒さが残り、特に朝晩は氷点下になる日もありますが、4月に入ると徐々に気温が上昇し、5月には日中15〜20℃程度まで暖かくなります。海沿いは比較的穏やかな気候で、桜の見頃は4月中旬〜下旬です。

春の特徴

春は強風が吹く日が多く、海霧が発生することもあります。服装は防風・防寒を兼ねた上着があると安心です。また、山間部では残雪が残っていることがあるため、登山やトレッキングには注意が必要です。

---

梅雨(6月中旬〜7月中旬)

気温と気候

梅雨時期の平均気温は20〜23℃程度で、蒸し暑さは比較的穏やかです。沿岸部では湿度が高くなりますが、内陸ほど蒸し暑さは感じにくいです。

梅雨の特徴

降水量は多くないものの、断続的に霧雨や小雨が続く日が多い傾向にあります。濃霧が発生することもあり、ドライブ時には視界不良に注意が必要です。

---

夏(7月中旬〜9月初旬)

気温と気候

夏の平均気温は25℃前後で、全国的には過ごしやすい地域とされています。特に久慈市や宮古市のリアス式海岸沿いでは、涼しい海風が心地よく、避暑地としても人気があります。

夏の特徴

日中は暑さを感じる日もありますが、朝晩は涼しく、快適に過ごせます。海水浴や漁港イベントが多く開催される季節でもあります。また、稀に台風の影響を受けることもあり、接近時には高波や暴風に注意が必要です。

---

秋(9月中旬〜11月)

気温と気候

秋は気温が急激に下がり始め、10月中旬には日中15℃前後、11月には10℃以下になる日もあります。空気が澄み、天候は比較的安定しています。

秋の特徴

紅葉の名所が多く、特に龍泉洞や早坂高原は美しい紅葉スポットとして人気です。朝晩は冷え込みますので、薄手のコートやジャケットが必要です。秋雨前線の影響で、9月にはまとまった雨が降る日もあります。

---

冬(12月〜2月)

気温と気候

宮古・久慈の沿岸部では積雪は少ないですが、岩泉町の山間部では積雪が多くなる傾向があります。平均気温は0〜5℃程度、寒い日は氷点下5℃を下回ることもあります。

冬の特徴

季節風と雪の影響で、道路の凍結や視界不良が発生することがあります。特に龍泉洞周辺や山間地帯へ行く場合はスタッドレスタイヤや防寒対策が必要です。太平洋側特有の「晴天が多く乾燥した冬」も特徴です。

---

雨・台風に関する注意点

台風の影響

台風は主に8月から9月にかけて接近しますが、三陸沿岸では高波や高潮の危険があります。観光の際は事前に気象情報を確認し、海岸線の移動や観光には十分注意してください。

局地的な雨と濃霧

特に山間部では局地的な強い雨や濃霧が発生することがあります。龍泉洞周辺や早坂峠などの山間ルートを利用する際には、急な天候変化に備えて雨具や予備の装備を携行しましょう。

宮古・久慈・岩泉へのアクセス

岩手県沿岸北部に位置する宮古市・久慈市・岩泉町は、三陸海岸の美しい風景や自然に恵まれた観光地です。主要都市からのアクセス方法は、鉄道・バス・自動車と多様で、目的地に応じた交通手段を選ぶことができます。

---

盛岡・花巻方面からのアクセス

鉄道でのアクセス

盛岡駅を起点に、JR山田線・三陸鉄道リアス線を利用することで、宮古・久慈へのアクセスが可能です。

バスでのアクセス

盛岡駅からは106急行バス(岩手県北バス)が運行されており、宮古市中心部まで約2時間半で到着します。

自家用車・レンタカー

盛岡市から国道106号線を経由して、宮古市までは車で約2時間。道中は山道も多いため、冬季は積雪や凍結に注意が必要です。

---

東京方面からのアクセス

新幹線+在来線

東京駅から東北新幹線で盛岡駅まで向かい、そこからJR山田線などを利用して宮古・久慈方面へ移動する方法が一般的です。

夜行バス

東京からは宮古・久慈方面行きの夜行バス(岩手県北バス・JRバス東北など)もあります。所要時間は約9〜10時間です。

---

久慈市への直行アクセス

八戸駅経由(青森県)

東北新幹線の八戸駅を経由するルートも便利です。

八戸駅からは高速バス「スワロー号」もあり、久慈市まで約1時間半です。

---

岩泉町へのアクセス

バスによるアクセス

岩泉町は鉄道が通っていないため、宮古駅または盛岡駅からのバス移動が主な手段です。

車でのアクセス

盛岡・宮古方面から国道455号線または国道340号線を利用してアクセス可能です。冬季は道路の凍結にご注意ください。

---

飛行機でのアクセス

いわて花巻空港を利用する場合

東京(羽田)から花巻空港へ飛行機で移動し、そこから鉄道またはバスで宮古方面へ向かう方法もあります。

宮古・久慈・岩泉の移動手段

岩手県沿岸部に位置する宮古市・久慈市・岩泉町は、三陸海岸の美しい自然や歴史的・文化的な見どころが点在しており、移動には公共交通や自家用車などをうまく活用することが大切です。

---

宮古市内の移動手段

路線バス(岩手県北バス)

宮古市内では岩手県北バスが市内および近隣地域を広くカバーしています。宮古駅を中心に、浄土ヶ浜田老地区新里地区などへのアクセスが可能です。

主要なバス路線例

タクシー・レンタカー

観光スポットが点在しているため、タクシーレンタカーを利用すると効率的に観光ができます。宮古駅前にレンタカー店があります。

---

久慈市内の移動手段

三陸鉄道リアス線

三陸鉄道リアス線は久慈駅を起点に、普代駅・田野畑駅・宮古駅方面へ伸びる路線で、海沿いの絶景を楽しみながら移動できます。観光列車「さんりくしおさい」なども運行されており、観光と移動を兼ねて楽しめます。

路線バス(JRバス東北・県北バス)

久慈市内では、JRバス東北や岩手県北バスが運行しており、野田村・普代村方面へのアクセスが可能です。

レンタサイクル・徒歩

久慈市中心部ではレンタサイクルも整備されており、琥珀博物館や港周辺の観光に便利です。また市街地は徒歩でも十分に観光可能です。

---

岩泉町内の移動手段

路線バス(岩手県北バス)

岩泉町内では岩手県北バスが主要な公共交通手段となっています。岩泉駅(旧岩泉小本駅)や岩泉中心部から、龍泉洞早坂高原方面へバスが出ています。

代表的なバス路線

レンタカー利用

岩泉町は広範囲に自然エリアが広がっているため、公共交通機関だけでの観光はやや不便な点があります。レンタカーがあると、龍泉洞、早坂高原、小本海岸などを効率よく回ることができます。

---

広域での移動手段

三陸鉄道リアス線

宮古駅〜久慈駅間は三陸鉄道リアス線で結ばれており、田老・普代・田野畑など三陸の絶景ポイントを巡る旅に適しています。各駅停車でのんびりと移動できるほか、観光列車も運行されます。

乗り継ぎ・バス連携

例えば、宮古 → 岩泉(バス) → 久慈(鉄道)といった広域ルートも可能です。時刻表や接続時間には注意が必要です。

宮古・久慈・岩泉の観光コース

岩手県三陸沿岸に位置する宮古市、久慈市、岩泉町は、壮大な自然景観と独自の文化を楽しめる観光地が豊富です。以下では、1泊2日や2泊3日を想定した観光コースをモデルケースとしてご紹介します。

---

モデルコース①:1泊2日で三陸の絶景と名所をめぐる旅

1日目:宮古市の自然と歴史を満喫

2日目:龍泉洞と久慈市観光

---

モデルコース②:2泊3日で三陸鉄道と沿岸文化に触れる旅

1日目:久慈市をじっくり散策

2日目:三陸鉄道で海岸線を縦断

3日目:岩泉の自然と文化を体験

---

その他のおすすめ立ち寄り地

岩手県