生まれ変わった魅力あふれる建築
赤レンガ館は2012年まで銀行として使用された後、約3年半にわたる保存修理工事を経て、2016年に一般公開されました。館内には多目的ホールやライブラリー・ラウンジが設けられ、盛岡の産業・商業の歴史を伝える展示もあります。100年以上にわたる歴史が息づくこの建物は、創建当時の館内の模様を展示する施設として生まれ変わりました。
ルネッサンス風の厳格な建築
二階建ての建物は、緑のドームが載った塔や切妻屋根が突出するなど、立体感に富んだ外観が特徴です。赤レンガに花崗岩の帯が美しく調和しており、岩手県産の約91万個の煉瓦と青森ヒバの内装材で構成されています。
岩手と盛岡それぞれの銀行ゾーンで魅力体験
館内は岩手銀行ゾーンと盛岡銀行ゾーンの2つのエリアに分かれています。岩手銀行ゾーンには多目的ホールやライブラリー・ラウンジがあり、盛岡の産業や商業の歴史を紹介しています。一方、盛岡銀行ゾーンでは、開業当時から使用されている金庫室や応接室が公開され、岩手県の金融史や建物の歴史・構造を映像で楽しめるシアターもあります。