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盛岡八幡宮

(もりおか はちまんぐう)

300年の歴史と伝統を持つ盛岡の総鎮守

盛岡八幡宮は、岩手県盛岡市にある、盛岡の総鎮守として知られる神社です。1680年(延宝8年)に南部藩主・南部重信公によって建立され、以来300年以上にわたり、農業、工業、商業、学問、衣食住など人間生活の根源の神として、地域の人々から大きな崇敬を集めてきました。

1884年(明治17年)の盛岡大火や長年の風雪被害を受けて社殿は再建を繰り返し、現在の社殿は1997年(平成9年)に建て直されました。色鮮やかな彫刻が施された朱塗りの大社殿、盛岡の象徴として堂々とした風格を漂わせています。

盛岡八幡宮は、県内最大の大社として、また地域の信仰や祝い事の中心として、現在も多くの参拝者で賑わっています。特に初詣や「どんと祭」「裸参り」「節分祭」「火防祭」などの年間行事には多くの人が訪れます。9月14日から16日にかけて行われる「盛岡八幡宮例大祭」では、多くの神輿渡御や流鏑馬神事が行われ、境内は大勢の人で賑わいます。

歴史

盛岡八幡宮は、康平5年(1062年)に源頼義が安倍氏討伐の際に戦勝を祈願して石清水八幡を勧請したのが始まりと伝えられています。「鳩森八幡宮」と称し、地元の豪族の日戸氏が代々崇敬しました。文禄2年(1593年)、南部氏が盛岡城を築城した際に城内鎮守の神社として再建されました。

延宝8年(1680年)に南部重信は青森から南部氏の氏神であった櫛引八幡を勧請し、「新八幡」「南部新八幡」と称しました。明治に入って鳩森八幡を新八幡に遷座し、さらに明治22年(1889年)には市内の白山神社を合祀しました。明治39年(1906年)には岩手護國神社が境内に移設されました。

平成14年(2002年)には正面一の鳥居が建て替えられました。旧鳥居は宝暦13年(1763年)に南部利雄(南部藩8代藩主)によって築造された歴史のあるもので、現在は境内の別の場所に移築されています。

施設・境内社

元々は八幡山の頂上にあった小祠を本殿としていましたが、後にそれを囲むように本殿が建てられました。拝殿は八幡山の麓にあります。

境内には、笠森稲荷神社、神明社、梅宮、盛岡天神社、十二支の守り神を祀る十二支神社、神宝殿、岩手護國神社、霊璽簿奉安殿、戦没者遺骨奉安殿、岩手県神社庁など、多くの施設があり、それぞれが独自の歴史と役割を持っています。

Information

名称
盛岡八幡宮
(もりおか はちまんぐう)
リンク
公式サイト
住所
岩手県盛岡市八幡町13-1
電話番号
019-652-5211
アクセス

盛岡駅からバスで20分 → 八幡宮下車から徒歩すぐ

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