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宮古 久慈 岩泉 観光ガイド

宮古 久慈 岩泉のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

龍泉洞

ドラゴンブルーに輝く地底湖

龍泉洞は、秋芳洞(山口県美祢市)・龍河洞(高知県香美市)と共に日本三大鍾乳洞の一つであり、1938年(昭和13年)に「岩泉湧窟及びコウモリ」として国の天然記念物に指定されています。 洞窟の全長は5,000メートル以上と推定され、現在確認されている総延長は4,088メートルに達しています。高低差は±195メートルです。洞内には清水が湧き出ており、いくつかの深い地底湖を形成しています。第三地底湖の水深は98メートルで、未公開の第四地底湖は日本一の水深120メートルを誇ります。 観光コースとして約700メートルが一般に公開されており、直線的に伸びる神秘的な洞窟空間や、透明度の高い水をたたえた「ド...»

浄土ヶ浜

極楽浄土のような雄大なる自然美

浄土ヶ浜は、陸中海岸を代表する景勝地で、鋭くとがった白い流紋岩が美しい海岸を彩り、一つ一つが異なる表情を見せます。岩の上にはナンブアカマツなどの常緑樹がそびえ立ち、松の緑と白い岩肌、そして海の群青とのコントラストが美しい日本庭園のような景観を作り出しています。三陸復興国立公園に属し、国の名勝に指定されています。...»

まめぶ汁

お祝い事には欠かせない、心温まる味

小麦粉をぬるま湯で練り、山グルミや黒砂糖を包んだものを「まめぶ」と呼びます。これをかんぴょう、にんじん、ごぼう、干ししいたけ、じゃがいも、油揚げ、焼き豆腐などが入った具だくさんの汁に入れて食べるのが「まめぶ汁」です。 岩手県の正月やお盆などの慶弔行事には欠かせない「まめぶ汁」。村を出て都会で暮らす若者たちが里帰りをした際、真っ先にまめぶ汁を口にするというエピソードからも、地元の人々に愛されていることが伝わります。...»

みそ田楽(豆腐田楽)

硬めの豆腐に香ばしい香りの味噌をのせて

岩手県北部地方の伝統料理「みそ田楽」は、硬めに作られた木綿豆腐を串に刺して炭火で炙り、特製のにんにく味噌をつけた素朴な味わいが特徴です。昔から晴れの日には、豆腐の田楽がよく食べられてきました。にんにくを効かせた味噌が香ばしい伝統的な田楽です。 豆腐を短冊に切って串に刺し、いろりの火のまわりに立てて並べ、あぶってから味噌をつけ、再度あぶって熱々のところを食べます。味噌は家族の好みに応じてにんにくや山椒、根しょうがを加えるなど工夫されていますが、大根おろしと一緒に食べると消化も良く、たくさん食べることができます。 豆腐は手作りのものが特に良いですが、木綿など硬めに作ったものが田楽に合います。昔...»

紅葉漬

鮭を丸ごと使った紅色鮮やかな郷土料理

紅葉漬は、秋から冬にかけて三陸沿岸で豊富にとれる鮭を活用した郷土料理です。鮭の身と腹子を醤油漬けにし、出来上がった際の美しい色合いが紅葉にたとえられ、その名が付けられました。三陸を中心に、正月に欠かせない料理とも言われています。 岩手県の鮭の水揚げ高は全国屈指であり、三陸沿岸でとれる鮭を使った様々な料理が育まれてきました。紅葉漬は、古くから保存食として親しまれてきた逸品です。端午の節句や正月、秋から冬にかけて食べることが多いです。地域の集まりなど、人が大勢集まる時にも作られます。 美しい紅色と風味豊かな味わいが特徴の紅葉漬は、三陸地方の食文化を象徴する一品です。...»

岩手県産 うに

海からの贈り物、濃厚な甘みと深い味わい

岩手県は、リアス式海岸の豊富な海藻類と良質な海水に恵まれ、全国でも有数のウニの産地として知られています。中でも北三陸地方は、親潮と黒潮が合流する豊かな漁場で、良質なウニが豊富に水揚げされています。 岩手県には4種類のウニが生息していますが、食用として漁獲されるのはキタムラサキウニとエゾバフンウニの2種類です。キタムラサキウニは黄色っぽい身を持ち、漁獲量の9割を占めています。一方、エゾバフンウニはオレンジ色の身を持ち、漁獲量の1割を占めています。岩手県にとってウニは重要な磯資源であり、鮑に次ぐ存在です。ウニの増殖を促進するために、人工種苗の放流や魚場づくりが行われています。 ウニはコクのある...»

いちご煮(岩手県)

ウニとアワビを使った磯の香りたっぷりの贅沢な逸品

「いちご煮」は、三陸海岸の郷土料理で、ウニとアワビを使った潮汁です。アワビの淡いブルーを帯びた乳白色の汁の中に黄金色のウニが浮かぶ様子が「朝霧の中に霞む野いちご」のように見えることから、この名前が付けられたと言われています。 この料理は磯の香りが豊かで、贅沢な具材が楽しめるため、地元では晴れの日や正月に欠かせない逸品となっています。新鮮なウニの濃厚な甘みと、アワビのコリコリとした食感、そして磯の香りが三位一体となった贅沢な味わいです。一口食べれば、海の恵みを存分に堪能することができます。 吸い物としてはもちろん、雑煮やいちご煮の汁で炊いたご飯に具を混ぜ合わせた炊き込みご飯や茶碗蒸しなどにア...»

岩手県産 秋さけ

捨てるところなく味わう秋鮭

岩手県のサケの漁獲量は、本州トップクラスです。サケは冬のタンパク源として、捨てるところなく食べられます。魚肉は塩引きや新巻に、卵はハラコ、スジコやイクラに、頭は三平汁や粕汁に、鼻柱(氷頭)はなますやみぞれあえなどにして食べられます。中骨も柔らかく加工され、「さけ中骨缶詰」として商品化されています。 秋さけは、脂肪が植物性に近いヘルシーな魚として知られています。脳の働きを促進するEPAやDHA、低カロリー良質なタンパク質、抗酸化作用のあるアスタキサンチンなどを豊富に含んでいます。9月から翌年2月までが旬。特に11月は脂が乗り、最も美味しく味わえます。...»

安家地だいこん

辛みが強い紅色鮮やかな昔ながらの大根。冬の大切なビタミン源

鮮やかな紅い色と強い辛みが特徴の伝統野菜。肉質が硬く繊維質に富み、貯蔵性に優れている。ビタミンCを青首大根の約2.0倍も含んでおり、寒さが厳しいこの土地の冬の食材として欠かせない。 先人達は干したり茹でたりして、むだなく食べてきた。室(むろ)で冬越しした大根を4月に植えて、収穫は9月下旬~11月上旬。生産は減少しつつあったが、第三セクターの介入により、僅かながらも続行。過疎・ 高齢化の進む山峡の地において、地域の特産品として大切に育てられている。  旬     9月 10月 11月 ...»

岩手県産 ほや

海のパイナップル!見た目より味わい深い夏の味覚

岩手県三陸の夏を告げる旬の食材といえば、なんといっても「ほや」です。その見た目から「海のパイナップル」とも呼ばれるほやは、磯の香りと甘み、苦みが混在する独特の風味が特徴です。 ほやは、消化吸収や疲労回復に効果的なグリコーゲンを豊富に含んでいます。そのため、東北地方では古くから夏バテ防止の食材として親しまれてきました。 ほやの食べ方は様々です。最も一般的なのは、刺身です。ほやの岩についている方を切り、体内の海水を出し、二つに割って皮を剥いて内側のワタなどを出します。そして、取り出した海水と共に頂きます。 二杯酢でいただく酢の物や塩辛も定番です。また、レモンなどの柑橘類にも良く合い、焼くと渋...»

ドンコ汁

三陸の冬の味覚

三陸沿岸でよく獲れるエゾイソアイナメを「どんこ」と呼び、旬で脂ののった冬の旬の時期に沢山の野菜と一緒に煮込んだ味噌仕立てでいただく郷土料理です。脂が乗ったどんことたっぷりの野菜の旨味が溶け込んだ、寒い冬にぴったりの一品です。 どんこは「大きな口からたくさん入って、小さな尻から出ていきにくい」として、お金が貯まる縁起魚とも言われています。恵比寿講には尾頭付きのどんこ汁を神前に供え、豊漁を祈願しました。また、秋仕舞いの際に食べられる地域もあります。 陰暦10月20日の恵比寿講には、尾頭付きのどんこ汁を神前に供え、豊漁を祈願しました。この習慣は現在も気仙地方で続いています。どんこの白身は淡泊な味...»

ひっつみ

「ちぎって鍋へ入れる。」岩手県おふくろの味「ひっつみ」

ひっつみは、小麦粉をこねて薄く伸ばし、手でちぎって鍋の中で季節の野菜とともにだしで煮込む郷土料理です。具やだしは季節によって様々で、川魚や川のカニ、鶏肉、きのこなどを使用します。この料理の名前は、方言で「手で引きちぎる」を意味する「ひっつむ」から来ています。 味付けは地域や家庭によって異なりますが、主に醤油が使われます。また、「小豆ひっつみ」や「ずんだひっつみ」など、甘くして食べるバリエーションもあります。最近ではカレー味や洋風、中華風なども楽しまれています。 岩手県の伝統料理で、地域によって「とってなげ」、「はっと」、「きりばっと」とも呼ばれます。なめらかで喉越しの良いひっつみは、年齢を...»

昆布

三陸の豊かな海で育った、肉厚で幅が広い昆布は上品な味わい

寒流系の海藻である昆布は、本州では三陸海岸沿岸北部に分布しており、岩手では久慈市から大船渡市にかけて生息しています。天然もので採れる種類は“真昆布”。この昆布は肉厚で幅が広く、上品な甘みとコクが特徴です。 まろやかで澄んだ出汁が取れるため、高級出汁に使われることが多く、昆布の中でも最高級とされています。近年では養殖も行われており、県南部では幅が狭く、独特の苦みととろろ分のある”細目昆布”も生産されています。お刺身昆布や煮昆布などの加工品も多く売られています。 旬: 5月、6月、7月、8月...»

久慈川アユ

八溝山湧水群と袋田の滝から流れる清流が育む日本一の鮎

茨城県と福島県の県境、八溝山より湧きでる名水百選にも選ばれた湧水群と、袋田の滝から流れる滝川が合流する久慈川の上流域は、質のよいコケ等が育つことから日本でも有数のアユの釣り場としても有名だ。サケの遡上や多くの鳥類・昆虫・植物が棲息する清流としても知られている久慈川の天然アユは、「味も姿も日本一」といわれ、別名「香魚」と呼ばれている。淡水魚独特の泥臭さがなく、さわやかな甘みを感じるのがその理由。塩焼きにすると、天然物ならではの風味を思う存分味わうことができる。...»

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