奇跡の復活を果たしたマルカンビル
花巻おもちゃ美術館は、地域のシンボルであるマルカンビルの2階に2020年に開館しました。地域の木材と人材に支えられたこの美術館では、おもちゃや遊びを通じた多世代交流を楽しむことができます。
花巻の名物とコラボした遊具
館内には、花巻の名物をモチーフにしたオリジナル木製玩具や遊具が設置されています。マルカンビルの最上階にあるマルカン大食堂の名物「10段ソフトクリーム」とコラボした積み木ゲームや、「わんこそば」のリバーシゲーム、「花巻温泉」と「段々畑」をイメージした巨大な木製遊具など、郷土文化を楽しめる遊びがたくさんあります。
岩手の森の多様さを体感
岩手の森は多様な広葉樹が特徴です。美術館を作った小友木材店は岩手の森を表現するために30種以上の樹種を集め、館内の空間を構成しています。木の美しさや力強さを感じられる内装空間は、すべて岩手県産の材を使用しています。
年間30万人が訪れる人気食堂
旧百貨店ビル「マルカン百貨店」は老朽化のため閉店しましたが、食堂存続を求める市民からの声を受けて、レトロな雰囲気のままにマルカン大食堂は復活しました。今では年間30万人が訪れる人気スポットです。お箸で食べる「10段のソフトクリーム」や「ナポリかつ」など、懐かしいメニューが地元の方々に愛されています。