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道の駅「石鳥谷」南部杜氏の里

(みちのえき いしどりや なんぶとうじ さと)

南部地域の酒造りの技と情熱に触れる

道の駅「石鳥谷」南部杜氏の里は、南部地域の伝統的な酒造り文化を紹介する施設です。ここでは、古くから南部杜氏と呼ばれる酒造りの匠たちが高品質な日本酒を醸造してきました。南部杜氏の技術と伝統を守りつつ、地元産の米や清水を使って日本酒を作っています。訪れる人々は、酒蔵見学や試飲体験を通じて、南部杜氏の技と情熱に触れることができます。

施設内には、酒蔵や蔵元直売所、レストラン、温泉などが揃っています。酒蔵では、丁寧な解説と共に酒造りの様子を見学でき、日本酒の魅力や南部杜氏の技術について学ぶことができます。蔵元直売所では、地元の日本酒や地酒、地産地消の食品などを購入できます。

南部杜氏伝承館

南部杜氏伝承館は、実際に酒蔵として使われていた土蔵を解体し、移築復元した貴重な建物です。この施設では、南部杜氏による酒造りの伝統文化を保存・伝承しており、内部には直径2メートルの酒仕込み用おけや各種の酒造用品、蔵内行事のミニチュアなどが展示されています。テーマごとに分かれた展示エリアでは、南部杜氏の歴史や酒造りについてわかりやすく紹介しています。また、大型スクリーンでは、映画「南部杜氏」が上映され、昔の酒造りを再現した貴重な映像が楽しめます。

日本酒の試飲

日本酒の試飲も用意されており、訪れた人々は南部杜氏の技術で作られた日本酒を楽しむことができます。酒匠館の酒アイスは南部関特別純米酒を使用したバニラベースで後味さっぱりのオリジナル商品です。

石鳥谷町と南部杜氏

南部杜氏は、日本酒を醸造する技術者集団の責任者であり、チームをまとめる監督としての側面も持っています。南部杜氏は丹波杜氏、越後杜氏と並ぶ日本三大杜氏に数えられ、岩手県の石鳥谷町を中心に活躍している酒造りの技術者集団です。石鳥谷町は「南部杜氏の里」として知られ、350年以上の歴史を持っています。現在もその技術を受け継いだ杜氏たちが全国各地の酒蔵で活躍しています。

歴史民俗資料館

酒造家や南部杜氏などの協力により収集された、南部杜氏の酒造用具1,788点が酒造工程に従って展示されています。これらの用具は国指定重要有形民俗文化財に指定されています。

農業伝承館

農業伝承館では、「今・学ぶ,先人の想いと知恵」をテーマに、石鳥谷町の農業や行事などの農村文化を紹介しています。昭和初期の稲作を中心に展示し、当時の生活用具に触れることができます。また、詩人・童話作家・科学者・農業指導者であった宮沢賢治と石鳥谷町との関わりも紹介しています。

Information

名称
道の駅「石鳥谷」南部杜氏の里
(みちのえき いしどりや なんぶとうじ さと)
リンク
公式サイト
住所
岩手県花巻市石鳥谷町中寺林第7地割17-3
電話番号
0198-45-6868
営業時間

9:00~17:30
施設により異なる

定休日

12月31日~1月1日
※レストラン「りんどう亭」は毎月第2木曜定休

駐車場

80台

アクセス

新花巻駅 → 【在来線15分】 石鳥谷駅 → 【徒歩10分】 道の駅「石鳥谷」南部杜氏の里

花巻IC → 【車15分】 道の駅「石鳥谷」南部杜氏の里

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