昔話蔵
物語の世界に体ごと浸ってみたい方におすすめです。この施設は、かつて造り酒屋だった蔵を改築し、遠野地方に古くから伝わる昔話を紹介しています。広々とした蔵の中では、座敷ワラシや雪女などの話を切り絵やイラスト、映像を使って展示しています。
また、遠野出身の佐々木喜善を紹介するコーナーや、映像ライブラリー、絵本コーナーも設けられており、子供から大人まで幅広い世代が楽しめます。ここでは、「遠野物語」の世界に出会い、体験し、心豊かな時間を過ごすことができます。
柳田國男展示館
民俗学の父の足跡をたどる展示館です。旧高善旅館は柳田國男が滞在した宿で、明治から昭和にかけての遠野を代表する旅籠として知られています。柳田國男をはじめ、折口信夫、ネフスキーなどが宿泊し、民俗学調査の拠点となりました。この宿は「遠野物語」の草創に深くかかわったため、現在の位置に移築し、柳田國男の生涯や遠野での足跡を紹介しています。
旧柳田國男隠居所は、昭和31年1月16日から昭和37年8月8日に88歳で永眠するまで、柳田國男が妻の孝とともに過ごした家で、東京の世田谷区成城にあったものを移築しました。柳田國男が好んだ装飾が施された趣のある建物で、ここでは柳田國男の功績や著作を紹介しています。
遠野座
語り部や郷土芸能に出会える劇場空間です。遠野の人々によって受け継がれる日本の原風景に出会い、遠野の文化に触れることができます。ここでは、遠野の方言で語り部が聞かせてくれる昔話や、大切に保存し継承してきた神楽をはじめとする多彩な郷土芸能を体感できます。
施設
柳翁宿 - 柳田國男が定宿としていた旧高善旅館
旧柳田國男隠居所 - 柳田國男旧居
物語蔵 - 酒蔵を活用した展示館。映像施設あり
遠野昔話資料館 - 1997年開館。遠野と全国の昔話の歴史を紹介
遠野物産館 - 2階の「語り部ホール」では語り部による昔話を聞くことができます
遠野物語研究所 - 遠野物語に関する研究を行う施設