猊鼻渓は、北上川の支流である砂鉄川に広がる約2kmの渓谷です。約2kmにわたる渓谷には、高さ50メートルを超える石灰岩の岸壁が連なり、奇岩や滝など、変化に富んだ景観を舟下りで楽しめます。...»
厳美渓は、栗駒山から流れる磐井川が作り上げた約2kmの渓谷です。奇岩や怪岩、滝、深淵など、変化に富んだ景観が楽しめます。遊歩道からは、上流の荒々しい流れと下流のゆったりとした淵のコントラストを眺めることができます。...»
龍泉洞は、秋芳洞(山口県美祢市)・龍河洞(高知県香美市)と共に日本三大鍾乳洞の一つであり、1938年(昭和13年)に「岩泉湧窟及びコウモリ」として国の天然記念物に指定されています。 洞窟の全長は5,000メートル以上と推定され、現在確認されている総延長は4,088メートルに達しています。高低差は±195メートルです。洞内には清水が湧き出ており、いくつかの深い地底湖を形成しています。第三地底湖の水深は98メートルで、未公開の第四地底湖は日本一の水深120メートルを誇ります。 観光コースとして約700メートルが一般に公開されており、直線的に伸びる神秘的な洞窟空間や、透明度の高い水をたたえた「ド...»
中尊寺は、天台宗の大本山で、奥州三十三観音番外札所の一つです。藤原清衡が実質的な開基であり、奥州藤原氏三代ゆかりの寺として知られています。特に平安時代の美術、工芸、建築の粋を集めた金色堂は有名で、多くの文化財を所有しています。 2011年には「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の構成資産の一つとして世界遺産にも登録されました。中尊寺は、平泉毛越寺、松島瑞巌寺、山形立石寺と共に「四寺廻廊」という巡礼コースを構成しています。...»
奥州藤原氏の軌跡をたどりながら、みちのくの歴史と文化を体感できる広大なテーマパーク。大小約120棟の建物があり、当時の生活や政治の様子を垣間見ることができます。厳密な時代考証に基づいた本格的な再現が魅力です。 NHK大河ドラマの撮影の為に作られた大規模オープンセットで、撮影終了後も存続できるような歴史公園として整備されました。平安建築群が再現されたテーマパークとしては日本唯一であり、多くのドラマ撮影の舞台となっていることから「みちのくのハリウッド」とも呼ばれます。...»
宮沢賢治の童話の世界に飛び込んだような楽しい学びの場です。銀河ステーションをはじめ、賢治の学校、賢治の教室、妖精の小径、天空の広場、山野草園など、さまざまなエリアがあり、賢治の世界に浸りながら心豊かな時間を過ごせます。...»
伝承園は、移築した遠野郷に残された古い南部曲り家(農家)や水車小屋など、遠野地方の農家の生活様式を再現した野外博物館です。 建物を見学できるだけでなく、伝承行事、昔話、民芸品の製作・実現など農村生活を体験できます。 奇怪な現象をもたらす妖怪や、人知を超える力を持つ神様の伝説は、祖母から孫へ昔語りとして口伝され、現代に残っています。その数の多さや内容の面白さで、日本屈指の伝承の里となっているのが岩手県遠野地域です。地域のおばあさんが方言で語る昔語り体験を多言語の字幕付きで楽しむことができます。...»
日本百名山にも選ばれる、岩手県と秋田県の県境に広がる標高1,614メートルの山とその周囲の美しい高原台地です。山域は十和田八幡平国立公園に指定され、アオモリトドマツの原生林やさまざまな高山植物の群落が広がる自然の宝庫として知られています。東北屈指の温泉や秋の紅葉の名所としても知られ、日本百名山にも選ばれています。 八幡平アスピーテラインと八幡平樹海ラインという東北有数の2つのドライブルートが山頂近くまで通じており、車でわずか30分で山頂に立つことができます。4月から11月まで通行可能で、雪の回廊、新緑の樹海、錦秋と四季折々の美しい景色を堪能することができます。 八幡平は約40の火山で構成さ...»
岩手県の名物料理「わんこそば」は、お給仕さんの掛け声「じゃんじゃん」とともに、一口大に小分けにしたそばを小さなお椀に入れてもらい、薬味とともに味わうスタイルです。食べる人は、満腹になるまでお椀の蕎麦を完食し続け、蓋を閉めるまで続けます。 古くは遠方からの客人をもてなす「そば振る舞い」という風習に由来し、ゆでたてを提供するために小さなお椀を使って「おかわり」を行う作法が生まれました。現在では、食べたお椀の数を競い合う遊び心あふれる要素も加えられています。 長野県の戸隠そば、島根県の出雲そばと共に日本の三大蕎麦に数えられ、盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺とともに「盛岡三大麺」として知られ、食文化として...»
平安時代末期、ここを拠点に悪事を働いていた伝説の悪路王を、坂上田村麻呂が801年に討伐し、その記念に建てられました。毘沙門堂は、仏教の守護神である毘沙門天を祀る堂です。清水寺を模してこの窟に建立され、寺院自体が岩山の窟に造られており、自然と一体化した姿が印象的です。 境内には約150メートルの長さと最大35メートルの高低差を持つ岸壁があり、その下に窟毘沙門堂があります。岸壁の上部には「岩面大佛」と呼ばれる高さ16.5メートル、顔の長さ3.6メートル、肩幅9.9メートルの大きな磨崖仏が彫られており、国内最北かつ全国でもトップ5に入る大像です。...»
遠野ふるさと村は、自然豊かな遠野市の里山で馬と人が共に暮らした風景が広がる野外博物館です。グリーンツーリズム実践施設で、森林や田園が広がる8.8ヘクタールの敷地に、遠野郷に残された江戸から明治時代の南部曲り家を移築して再現しています。 村内は農家が集落を彩り、小川や水車、畑が広がり、まるで村人が日々暮らしているかのようで、懐かしさと温かさを感じさせます。訪れる人々は建物を見学できるだけでなく、わら細工や竹細工、染物、陶器づくり、郷土食づくり、農作業など、さまざまな農村生活を体験できます。...»
浄土ヶ浜は、陸中海岸を代表する景勝地で、鋭くとがった白い流紋岩が美しい海岸を彩り、一つ一つが異なる表情を見せます。岩の上にはナンブアカマツなどの常緑樹がそびえ立ち、松の緑と白い岩肌、そして海の群青とのコントラストが美しい日本庭園のような景観を作り出しています。三陸復興国立公園に属し、国の名勝に指定されています。...»
小岩井農場まきば園は、岩手山を背景にした美しい風景の中で、牧羊犬と羊たちによるひつじショー、乗馬、アーチェリー、トロ馬車などのアトラクションが楽しめます。また、牛舎や乳業工場の見学もでき、レストランや売店では名物ジンギスカンや新鮮な牛乳を味わうことができます。...»
毛越寺は日本を代表する庭園、浄土庭園を中心とした寺院で、国の特別史跡・特別名勝に指定されています。この寺は慈覚大師円仁によって創建され、奥州藤原氏の藤原基衡から藤原秀衡の時代にかけて多くの伽藍が建てられました。 奥州藤原氏の栄華を今に伝える貴重な遺産として、2011年には「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」の構成資産の一つとして世界遺産にも登録されました。 毛越寺の庭園は、約4万坪の広さを誇る池泉を中心とした平安時代の浄土庭園です。池には中島が二つ、出島が5箇所設けられ、それぞれに趣向を凝らした景観が楽しめます。特に、池の東南岸にある荒磯風の出島は、力強い岩組みと美...»
岩手サファリパークは、「天空のサバンナ」をコンセプトに、標高200mの丘陵地に広がアフリカ動物たちが暮らす「野生の王国」です。サファリバスやマイカーに乗って、ライオンやトラ、キリン、シマウマなど約60種類600頭の動物たちの生態や行動を間近で観察することができます。 サファリパーク内にはサル劇場、フラミンゴショー、モンキーセンターやゾウの村などがあり、多彩な楽しみ方が用意されています。...»
南昌荘は、1885年(明治18年)に盛岡出身の実業家・瀬川安五郎が建てた近代和風の歴史的建造物です。その庭園は数年をかけて築庭され、国の登録記念物にも指定されています。第19代内閣総理大臣の原敬など、多くの著名人が訪れた名園としても知られています。 歴史的な建造物と美しい庭園が調和し、四季折々の表情を楽しむことができます。1000坪以上の広大な敷地に広がる庭園は、盛岡市保護庭園として四季折々の風情を楽しませてくれます。ひな祭り、陶芸展、作品展など、さまざまな企画展も開催されています。...»
盛岡城跡公園は、1633年に完成した南部藩主の居城である盛岡城の跡地に作られた歴史的な公園です。西部を流れる北上川と南東部を流れる中津川の合流地を自然の壕(ほり)として利用した平城で、花崗岩の丘陵地に広がっています。 現在、公園には石垣や池などの遺構が残り、日本100名城、日本の都市公園100選、日本の歴史公園に選ばれています。美しい景観と歴史的な価値が訪れる人々を魅了しています。公園内には、盛岡城主やゆかりの文人たちの歌碑があり、新渡戸稲造、石川啄木、宮沢賢治などの偉人たちの足跡を感じることができます。 公園には広大な芝生広場があり、ピクニックや憩いの場に最適です。春には約200本の桜が...»
盛岡八幡宮は、岩手県盛岡市にある、盛岡の総鎮守として知られる神社です。1680年(延宝8年)に南部藩主・南部重信公によって建立され、以来300年以上にわたり、農業、工業、商業、学問、衣食住など人間生活の根源の神として、地域の人々から大きな崇敬を集めてきました。 1884年(明治17年)の盛岡大火や長年の風雪被害を受けて社殿は再建を繰り返し、現在の社殿は1997年(平成9年)に建て直されました。色鮮やかな彫刻が施された朱塗りの大社殿、盛岡の象徴として堂々とした風格を漂わせています。 盛岡八幡宮は、県内最大の大社として、また地域の信仰や祝い事の中心として、現在も多くの参拝者で賑わっています。特...»
岩手銀行の赤レンガ館は、1911年に盛岡銀行の本店として建設され、その後長く岩手銀行の本店として利用されました。東京駅を設計した辰野金吾と葛西萬司によって設計された、東北地方唯一の辰野作品として知られています。 1994年には現役の銀行建築として初めて国の重要文化財に指定され、歴史と美しさが織りなす銀行建築です。...»
八幡平を縦断し、岩手と秋田を結ぶ全長27kmのドライブルートです。茶臼岳の山腹を縫って走り、岩手山や青い湖沼、枯れたアオモリトドマツの木々が織り成す独特の景観など、壮大な火山帯の八幡平ならではの風景が広がります。 春の新緑、夏の高山植物、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の表情を見せてくれます。特に4月中旬の開通直後は、道路の両側にまだ残る数メートルの雪が「雪の回廊」となり、訪れる人々を魅了します。 八幡平は、日本百名山にも選ばれる、岩手県と秋田県の県境に広がる標高1,614メートルの山とその周囲の美しい高原台地です。山域は十和田八幡平国立公園に指定され、アオモリトドマツの原生林やさまざま...»
とおの物語の館は、遠野で語り継がれてきた昔話の世界を見たり触れたりしながら体験できます。遠野地方に伝わる逸話や伝承を紹介した『遠野物語』の著者・柳田國男の生涯と功績についても学ぶことができます。柳田國男が定宿としていた旧高善旅館を「柳翁宿」、晩年の旧居を「旧柳田國男隠居所」として移築し、公開しています。...»
釜石市の高台にそびえる、高さ48.5メートルの魚籃観音像です。この観音像は、1665年に創建された明峰山石應禅寺が平和を祈り、1970年に建立したコンクリート製の立像です。 大仏の内部には螺旋階段があり、13階に分かれています。2階から各階には木彫りの七福神が祀られており、下から順に弁財天、恵比須、大黒天、福禄寿、毘沙門天、寿老人、布袋が祀られています。2階には拝殿があり、3階には美しい木彫りの三十三観音が祀られています。また、12階には展望台があり、海抜120メートルから釜石の美しい海岸線や陸中海岸国立公園の景色を一望できます。 周辺には、2羽のカモメが寄り添うハート型のモニュメントや、...»
滝観洞は、何億年もの時間をかけて形成された大理石からなる鍾乳洞で、総延長は3635メートルを超えます。滝観洞の入口前には、気仙川上流部に朱色の太鼓橋「風恋橋」が架かっており、橋を渡ると地底に広がる神秘的な自然の造形に圧倒されることでしょう。 洞内は幻想的な雰囲気で、照明が施されているため、滝や鍾乳石の美しさが一層引き立ちます。入口から地底880メートルを進むと、神秘的な洞窟ドームが現れ、周囲50メートル、高さ60メートルの壮大な空間が広がり、その中に落差29メートルの滝が姿を現します。天井の大理石の裂け目から美しい水しぶきを放ちながら水が流れ落ち、この滝は大正から昭和期に活躍した女流歌人・柳...»
八幡平アスピーテラインは、岩手と秋田を結ぶ全長27kmのドライブウェイ。冬季には通行禁止となり、4月中旬に解除後は雪山を開通する「雪の回廊」となります。 最も高い壁は8メートルにもなり、迫力に圧倒されます。桜や山頂のレストハウスからの絶景も楽しめ、冬と春の魅力を満喫できます。...»
みちのくあじさい園は、東京ドーム3個分以上の広さを誇るスギ林に囲まれた園内に、約400種4万株のあじさいが咲き誇る日本最大級のあじさい庭園です。 6月から7月にかけての紫陽花の見ごろには、、山あじさい、ウツギ類、エゾあじさい、ガクあじさい、西洋あじさい、玉あじさいなど、多種多様なあじさいの品種が咲き誇ります。小川や池と紫陽花のコントラストが美しい景色を作り出します。さらに、春には桜やつつじ、夏にはユリやアジサイ、秋にはコスモスなど、四季折々の花々が楽しめます。...»
5月下旬から6月上旬にかけて、八幡平山頂付近の鏡沼に現れる八幡平ドラゴンアイは、雪解けによって生まれる自然現象です。 周囲の雪が解け、中央部が残る様子がまるでドーナツのような形状を作り、さまざまな要素が絡み合って、龍の眼を思わせる幻想的な光景が現れます。...»
花巻おもちゃ美術館は、岩手県産の広葉樹をふんだんに使った、遊びと学びの体験型ミュージアムです。館内には、木のおもちゃや遊具が並び、子どもから大人まで楽しめる空間が広がっています。 美術館は、30種以上の岩手県産の木材を使った温かみのある空間で、木の美しさや力強さを肌で感じることができます。0歳から100歳まで、誰もが楽しめる花巻の名物をモチーフにしたオリジナル遊具や木のおもちゃが多数揃っています。同じビル内にあるマルカンビル大食堂と合わせて、一日中家族で楽しむことができる施設です。...»
遠野市立博物館は、昭和55年(1980年)に開館した日本初の民俗専門博物館です。遠野の自然や暮らし、文化、歴史を『遠野物語』を軸に多彩な映像や展示で紹介しています。 『遠野物語』の著者である柳田國男が遠野を旅したときの印象を体感できるゾーンでは、マルチスクリーンシアターで遠野の風景や民話、さらにここでしか見られない水木しげるの『遠野物語』アニメが上映されています。 また、遠野の「山」「里」「町」の暮らしや文化を紹介するゾーンでは、実物資料やジオラマ展示、映像、音声などで遠野独自の文化を楽しむことができます。 企画展示ゾーンでは、『遠野物語』や柳田國男、遠野民俗学の先駆者である伊能嘉矩や佐...»
宮守川橋梁、愛称「めがね橋」として知られるこの鉄道橋は、宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」のモチーフとしても有名で、幻想的な風景が広がります。 宮守川橋梁には2代あり、旧橋は1915年に竣工し、1943年に改修されて現橋となりました。改修以前には釜石線の前身である岩手軽便鉄道でも使用されており、石造りの旧橋の橋脚も3基現存しています。橋脚が半円が五つ連なるアーチ構造で、その姿はまるでめがねのようです。...»
宮沢賢治の故郷である花巻市は、豊富な湯量を誇る花巻温泉郷としても知られています。12ある温泉郷の温泉地のひとつ、花巻温泉にバラ園があります。このバラ園は、宮沢賢治が設計した南斜花壇の場所に1958年に着工され、1960年に開園しました。 広さ約5,000坪の敷地に約450種6,000株をこえるバラが四季折々の豊かな色彩と香りで庭園を満たします。...»
宮沢賢治記念館は、岩手県岩手町にある宮沢賢治の生涯と文学を紹介する施設です。宮沢賢治は、日本を代表する児童文学作家であり、その作品は世界中で愛されています。 記念館は、宮沢賢治が生まれ育った岩手町に位置し、彼の作品や人生に関する貴重な資料や展示物を展示しています。館内では、彼の文学活動、科学への関心、地域への貢献について学ぶことができます。また、宮沢賢治の書斎や生活の様子を再現した展示もあり、彼の創造力や思考の世界に触れることができます。...»
藤七温泉は、標高1,400メートルという東北最高峰の位置にある温泉です。藤七温泉には「彩雲荘」という宿が一軒宿があり、日帰り入浴可能です。この宿の露天風呂は、大自然に囲まれた絶好の場所にあり、開放感抜群。特に、青空を見上げながらの入浴は格別です。 露天風呂は乳白色の硫黄泉が特徴で、湯床から湧き出る天然の温泉を楽しむことができます。多彩な混浴露天風呂に、男女別の内湯、女性専用の露天風呂も完備されており、どの浴槽も源泉掛け流しです。 泉質は単純硫黄泉で、高血圧、糖尿病、動脈硬化、婦人病などに効能があるとされています。また、湯床から沸く泥でパックをすると、お肌がすべすべになるというダブル効果も期...»
道の駅「石鳥谷」南部杜氏の里は、南部地域の伝統的な酒造り文化を紹介する施設です。ここでは、古くから南部杜氏と呼ばれる酒造りの匠たちが高品質な日本酒を醸造してきました。南部杜氏の技術と伝統を守りつつ、地元産の米や清水を使って日本酒を作っています。訪れる人々は、酒蔵見学や試飲体験を通じて、南部杜氏の技と情熱に触れることができます。 施設内には、酒蔵や蔵元直売所、レストラン、温泉などが揃っています。酒蔵では、丁寧な解説と共に酒造りの様子を見学でき、日本酒の魅力や南部杜氏の技術について学ぶことができます。蔵元直売所では、地元の日本酒や地酒、地産地消の食品などを購入できます。...»
創業は明治40年(1907年)の茶屋「かっこう屋」で販売される郭公だんごは、厳美渓の名物として知られています。このだんごは、磐井川を横断するユニークな方法で販売されています。くと、籠が引き上げられ、注文しただんごとお茶が籠に入れられて降りてきます。この光景は「空飛ぶだんご」として知られ、名物となっています。...»
花巻温泉郷は、山と川に囲まれた自然豊かな温泉リゾートです。ここには12の個性豊かな温泉地が集まっており、多彩な湯を楽しむことができます。渓流沿いの景色が楽しめる露天風呂や、秘湯ムード漂う宿など、さまざまな趣向の温泉地が点在しています。 「台温泉」は懐かしく落ち着きのある雰囲気が魅力です。また、長い歴史と露天風呂が特徴の「大沢温泉」は温泉情緒あふれる場所です。それぞれの温泉地の特徴を比べてみるのも楽しみのひとつです。...»
ベアレン醸造所では、100年前の仕込み釜や麦汁冷却糟(クールシップ)など、本場ドイツの設備を使用してクラシカルなビールを造っています。ヨーロッパの伝統的な製法に基づき、深い味わいのクラシック、まろやかな黒ビールのシュバルツ、そしてオールドスタイルビールのアルトなど、多彩なビールを提供しています。季節限定のアップルラガーや冬のヴァイツェンなども人気です。...»
盛岡じゃじゃ麺は、うどん状の平麺の上に炒めた肉味噌と刻んだ長ねぎ、きゅうりをのせた美味しい麺料理です。特製の肉味噌と具材を麺に混ぜ合わせ、お好みでおろし生姜、酢、ラー油などを加えて食べます。...»
盛岡冷麺は、小麦粉とでんぷんを主原料とした、強いコシと独特の歯ごたえが楽しめる半透明の麺が特徴の料理です。牛骨や鶏ガラでじっくり煮込んだ、さっぱりとした中にもコクのあるスープは、キムチの相性も抜群です。 朝鮮半島の冷麺を参考に、盛岡で独自の製法と味が考案されました。昭和中期に市内の焼肉店でメニューに加えられたのが始まりとされ、盛岡冷麺の提供店が次々と開店し、現在では盛岡市内のみならず、全国で広く知られるようになりました。 盛岡冷麺は、わんこそば、じゃじゃ麺と並んで「盛岡三大麺」と称されています。盛岡では一般的に「冷麺」というと盛岡冷麺を指し、主に焼肉店での定番として供されます。...»
ジンギスカンとは羊肉の焼肉のことです。一般的には北海道の料理として知られていますが、実は岩手県の遠野市でも昭和の中頃から食べられており、「焼肉といえばジンギスカン」というほど地域に根付いています。 遠野市のジンギスカンは独特の文化を持っており、穴の開いたバケツに固形燃料を入れ、その上に中央部が盛り上がったジンギスカン鍋を被せて調理します。調理中に煙が出るため、自然と屋外で楽しむことが一般的です。庭先やキャンプでも手軽にジンギスカンを楽しむことができるのは、遠野ならではの魅力です。...»
岩手県一関市千厩町にある小角食堂の名物料理。大正14年に創業した老舗で、最初は普通の卵を使ったかつ丼を提供していたそうですが、ご飯にタレが染みるのを嫌ったことから、「あんかけかつ丼」を考案しました。 「あんかけかつ丼」は、ご飯の上にキャベツの千切りが乗り、その上にサクサクでジューシーなカツが乗っていて、甘酸っぱいソース味のあんがかかっています。このあんは、カツオ節とサバ節で取っただしを中農ソースや醤油、砂糖などで味付けされているとのことです。...»
小麦粉をぬるま湯で練り、山グルミや黒砂糖を包んだものを「まめぶ」と呼びます。これをかんぴょう、にんじん、ごぼう、干ししいたけ、じゃがいも、油揚げ、焼き豆腐などが入った具だくさんの汁に入れて食べるのが「まめぶ汁」です。 岩手県の正月やお盆などの慶弔行事には欠かせない「まめぶ汁」。村を出て都会で暮らす若者たちが里帰りをした際、真っ先にまめぶ汁を口にするというエピソードからも、地元の人々に愛されていることが伝わります。...»
遠野の隠れたご当地グルメ「五右衛門ラーメン」は、ピリ辛の一品で地元の人々に深く愛されています。このラーメンは遠野市内の様々な店で提供されており、それぞれの店で異なった味わいが楽しめます。特に、市内土淵町にある中華料理店「喜楽」は、五右衛門ラーメンの発祥の地として有名な店です。 この店の五右衛門ラーメンは、透明感のある細い麺に、あっさりとしたが旨みたっぷりのスープ、豚肉や野菜のピリ辛炒めがトッピングされています。辛いけれど、ついつい後を引くような味わいで、人気を集めています。ぜひ訪れてみて、五右衛門ラーメンを堪能してみてください。...»
「きりせんしょ」は、もち米や小麦粉をベースにした生地に、くるみ、黒砂糖、ごまなどを混ぜて蒸し上げた饅頭のことで、素朴な味わいが特徴の岩手の伝統的な和菓子です。臼で挽いたうるち粉やもち粉を使い、モチモチとした食感が特徴です。堅くなっても美味しいため、柔らかさを保つ際には粉に水を混ぜすぎないように注意が必要です。 昔は山椒を刻んで浸した汁で粉を練ったことから「きりさんしょう」と呼ばれ、それが転じて「きりせんしょ」となったと言われていますが、昭和初期にはすでに山椒は使われなくなりました。 この「きりせんしょ」は、家々に伝わる味があり、作り方や味付け、形なども様々です。母や祖母のぬくもりを感じる、...»
一関には江戸時代から続く伝統と歴史ある餅食の文化が根付いています。その中でも代表的な料理がもち膳です。様々な味付けをした餅を膳に並べて食べるスタイルで、正月だけでなく冠婚葬祭や客人へのもてなしの際にも日常的に提供されています。 もち膳の味付けも多彩で、あんこ、ごま、きなこ、くるみ、大根おろし、しょうが、沼エビなど、300種類以上のバリエーションがあると言われています。地元の飲食店では、各店ごとにオリジナルの“もち膳”を楽しむことができ、多様な味を堪能できます。...»
岩手県北部地方の伝統料理「みそ田楽」は、硬めに作られた木綿豆腐を串に刺して炭火で炙り、特製のにんにく味噌をつけた素朴な味わいが特徴です。昔から晴れの日には、豆腐の田楽がよく食べられてきました。にんにくを効かせた味噌が香ばしい伝統的な田楽です。 豆腐を短冊に切って串に刺し、いろりの火のまわりに立てて並べ、あぶってから味噌をつけ、再度あぶって熱々のところを食べます。味噌は家族の好みに応じてにんにくや山椒、根しょうがを加えるなど工夫されていますが、大根おろしと一緒に食べると消化も良く、たくさん食べることができます。 豆腐は手作りのものが特に良いですが、木綿など硬めに作ったものが田楽に合います。昔...»
岩手県遠野市は、民話のふるさととして知られる地域です。そんな遠野には、古くから地域の人々に愛されてきた甘味のひとつに「けいらん」があります。椀の中にこしあんが詰まったもちが入っており、その形が鶏の卵に似ていることからこの名前がついたと言われています。 地域では、ちょっと小腹が空いたときに食べるおやつを「こびる(小昼)」と呼び、けいらんもその代表的なメニューのひとつです。 遠野市内には、伝統行事や生活を体験できる施設「伝承園」や、大正12年の創業から作り続けているという「鶴乃屋菓子店」など、さまざまな店でそれぞれ異なる味わいのけいらんを楽しむことができます。地域ならではの風味を堪能できる、特...»
大船渡港は全国有数のサンマの水揚げ港として有名です。秋のサンマは北の海でたくさんの餌を食べているため、脂がのっており美味しさが際立ちます。 一方、初夏のサンマは脂が少なくさっぱりしているので、焼き魚としては物足りないと感じることもあります。そのため、たたきや刺身にして食べることが多いのです。 このさんまの刺身には、シソや長ネギ、みょうがなどの香味野菜を合わせ、酢みそをかけて食べます。 新鮮なさんまのぷりぷりとした歯ごたえが楽しめ、香味野菜の涼しげなシャキシャキ感と、さっぱりとした酢みその味わいが絶妙です。さっぱりとした夏の味わいを楽しめる、絶品の一品です。...»
紅葉漬は、秋から冬にかけて三陸沿岸で豊富にとれる鮭を活用した郷土料理です。鮭の身と腹子を醤油漬けにし、出来上がった際の美しい色合いが紅葉にたとえられ、その名が付けられました。三陸を中心に、正月に欠かせない料理とも言われています。 岩手県の鮭の水揚げ高は全国屈指であり、三陸沿岸でとれる鮭を使った様々な料理が育まれてきました。紅葉漬は、古くから保存食として親しまれてきた逸品です。端午の節句や正月、秋から冬にかけて食べることが多いです。地域の集まりなど、人が大勢集まる時にも作られます。 美しい紅色と風味豊かな味わいが特徴の紅葉漬は、三陸地方の食文化を象徴する一品です。...»
「はっと」とは、そば粉や小麦粉を練り、薄くのばして包丁で細く切った麺類のことです。野菜が入った醤油ベースの汁に平たい麺が入っており、昔はお盆のごちそうとして親しまれていました。冷たくなっても「はっと」の歯触りは良く、美味しく味わえます。 この名前の由来は、かつて米が手に入りにくくなった時期に、小麦粉料理が普及し、美味しさゆえに農民が米の生産を怠ることを領主が憂い、食べることを禁止(法度)したことに由来すると言われています。 小麦粉に水を加えて耳たぶ程度の硬さになるまで練り、適当な時間寝かせて指で薄く伸ばし、ゆでて作ります。かつては薄く伸ばすのが女性の得意技とされました。 主な使用食材:小...»
岩手県大船渡市に伝わる「さんまのすり身汁」は、新鮮なさんまのすり身を大きな団子状にして煮込んだ、素朴ながらも奥深い味わいの郷土料理です。新鮮なさんまのすり身に調味料をたっぷり混ぜ合わせ、その味と旨みが汁に染み出て絶品のすり身汁ができあがります。 後から味付けをしないので、野菜とさんま本来の甘みや旨み、香りをダイレクトに楽しめる浜の料理です。 ポイントは、新鮮なさんまを使い、すり鉢でよくすり身にすること、そしてすり身をよく煮出すことです。さんまの他にもイワシやカツオなど、さまざまな魚で作ることができます。薬味に麹なんばんを入れると生臭さが消え、辛みも加わってさらに美味しくなります。 主な伝...»